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鳥取2人強殺 被害者遺族が出廷 「無期を」「極刑を」(産経新聞)

 鳥取県米子市で昨年2月、会計事務所社長ら2人が殺害された事件で、強盗殺人罪などに問われた元経理担当者、影山博司被告(55)の裁判員裁判の第3回公判は25日午後も鳥取地裁(小倉哲浩裁判長)で開かれ、それぞれの遺族1人ずつが証人として出廷。妥当な量刑について「終身刑がないので無期懲役」「死をもって責任を」などと述べた。

 事実関係の審理はこの日で終了。26日午前、検察側の論告求刑が行われる。検察側は、犠牲者が複数の強盗殺人事件と主張しており、裁判員裁判で初めて死刑求刑する可能性がある。

 事務所社長、石谷英夫さん=当時(82)=の長男は、自らも事務所に勤務していた当時、給料の未払いなどで自己破産した経験から「追いつめられた人間は考えが変になる。被告に重い処分を臨む気持ちが9割だが、同情する面もある」という複雑な心境を明かした。ただ、量刑について問われると「死刑で終わりではあっけない」などと無期懲役を求めた。

 大森政子さん=当時(74)=の長男は、被害者参加制度に基づいて出廷もしており、「被告は法廷で本当のことを言っていない。都合の悪いことは『忘れた』と。それが初公判で述べた『真摯(しんし)に罪を償う』という人の態度ですか」と語気を強め、「死をもって責任を果たしてほしい。母親と同じ恐怖を感じるべきだ」と強い処罰感情を訴えた。

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